新着茶葉2022

新着茶葉2022

新着茶葉2022

一杯のお茶を飲むよろこび、一杯のお茶を淹れるたのしみ、
そのかけがえの無い一杯のために今年も遥か中国大陸、台湾、各地から
厳選した茶葉をお届けします。

キンモクセイの花の香りを纏った台湾高山茶

桂花烏龍

桂花烏龍とは?
Buyer's Memo
おすすめの淹れ方

桂花烏龍とは?

茶類:花茶

「桂花烏龍」は、天然の桂花(キンモクセイ)の花の香りを、烏龍茶の茶葉に吸着させて作った「花茶」の一つです。
香りづけに使った桂花の花を、取り除いて“茶葉のみ”に仕上げたタイプと、花を混ぜたままの“花有り”タイプがあります。

ベースに使う烏龍茶は、台湾の「凍頂烏龍茶」や「文山包種茶」「高山茶」などが好まれています。
甘いキンモクセイの香りと烏龍茶の清涼感が楽しめる「桂花烏龍」は、花茶のなかで圧倒的な人気と産量を誇るジャスミン茶に次いで、根強い人気を誇っているお茶です。

【主な産地】
主な産地:台湾(茶葉)、広西チワン族自治区(桂花)

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Buyer's Memo

【桂花烏龍】

おなじみのジャスミン茶が、茶葉にジャスミンの花で香りを付けて作られるように、桂花烏龍は烏龍茶の茶葉に桂花の花で香りを付けた「花茶」の一つです。
市場で売られている「桂花烏龍」には、天然の桂花の花を使って香りづけをし、ベースの茶葉にもこだわったものから、そこそこの茶葉に香料で着香したものまで、品質には幅があります。
天然の花を使って丁寧に香りづけを行うと、花の香りは自然で柔らかいながらも、一定の香りを保つような付き方をします。そのため、お茶水を飲むと、自然な桂花の香りが喉の奥から戻るようにも感じられ、煎重ねても、穏やかに香りが持続します。
今回、遊茶に入荷した「桂花烏龍」は、標高1500mにある茶園で作られた台湾阿里山高山茶に、天然の桂花で3回窨制を行ったものです。
飲んでみると、柔らかなキンモクセイの香りと、茶葉の香味が感じられる、バランスのいいお茶に仕上がっています。

と、ここで、ひとつ疑問が浮かびました。桂花烏龍は「烏龍茶」に「桂花の花」で香りを付ければ「桂花烏龍」ですから、ベースの茶葉に閩南烏龍の代表である鉄観音や、人気の黄金桂、もしくはフルーティーな単欉などを使わないのだろうか・・・?
実はこの度入荷の桂花烏龍は、桂花の花は広西チワン族自治区産、ベースの烏龍茶は台湾の阿里山高山茶、これらを中国大陸で窨制して仕上げたもの。なぜ、華やかな香りを放つ烏龍茶(例えば鉄観音や黄金桂)ではなく、台湾烏龍茶なのだろう、と思ったのです。
製造者に、聞いてみました。
「大陸には、いくらでも良い香りの烏龍茶があるなかで、なぜわざわざ台湾の烏龍茶に桂花で香りを?」
答え、「それは桂花の香りが、台湾烏龍茶の香味と、とても合うからよ。」
つまり・・・鉄観音や黄金桂、単欉といった品種個性の強い大陸の烏龍茶より、台湾烏龍茶のなかでも穏やかな香味をもつ茶葉と桂花の香りの相性がいいということらしい。
改めて、飲んでみました。たしかに、お互いの香りがぶつかるのではなく、穏やかなキンモクセイの香りが、茶葉の風味を惹き立てている感じ、そして煎を重ねると、元々一つだったかように香りが自然に馴染んでいく感じ。
このお互いの味わいを引き出す組み合わせに、なるほど“鉄板の組み合わせ”とか“丁度いい加減”ってあるんだなあ…と、妙に納得した次第です。

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おすすめの淹れ方

【桂花烏龍】

阿里山高山茶に天然の花で香りを付けた上品な桂花烏龍は、
蓋碗で淹れてみてはいかがでしょう。
柔らかな桂花の香りと、透明感のある高山茶の香味の“ベストバランス”が楽しめます。
煎を重ねると、お互いがより馴染んできて、もともと一緒だったかのように感じられるのも、面白いです。

手順とポイント

  1. 茶器を温める

  2. 茶葉を入れる

  3. お湯を注ぐ

    ベースは烏龍茶なので熱々のお湯で淹れてね。
    香りが立ちます。

  4. 茶葉が開いてきたら抽出してください

  5. お湯を継ぎ足して何煎も楽しめます

淹れ方の目安(300ccポット)

温度
95 - 100℃
3-5g
約2分
抽出回数
4 - 5煎
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桂花烏龍(けいかうーろん)

25g 1,944円

阿里山高山茶の柔らかな飲み心地に合わせるかのように、甘く上品に香る金木犀
天然のキンモクセイが茶葉の風味を引きたてる、とても相性のいい組み合わせ

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ゆるりとした味わい、春待つお茶

台湾冬茶

台湾冬茶とは?
Buyer's Memo
おすすめの淹れ方

台湾冬茶とは?

茶類:烏龍茶(青茶)

Q:冬茶ってどんなお茶?

冬季に摘んで作られるお茶のこと。多くのお茶にとってクオリティーシーズンと言えば春季ですが、銘柄や産地によっては、烏龍茶の多くは冬の時期にも製茶を行います。台湾では殆どの烏龍茶で冬茶が作られていて、茶園の場所やその年の気候などで前後しますが、毎年10月下旬~11月中旬が冬茶製茶のピークとなっています。

Q:春茶と冬茶は何が違うの?
まずは茶葉を摘んで製茶する時期が異なるわけですが、その結果として全体的な風味の特徴に違いが現れます。春は香りの高さとフレッシュ感、冬は丸みを感じさせる落ちついた風味と言えるでしょうか。“香りの春”“味わいの冬”で、それぞれの持ち味を楽しむことができます。

【産地】台湾

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【台湾冬茶】

お茶のクオリティーシーズンは春が主ですが、お茶によっては秋から冬にかけても作られています。

気温が下がって、日照時間が減り、昼夜の寒暖差が大きくなってくると茶葉の成長は緩やかになっていきます。寒い季節に育った茶葉はペクチンを多く含むため、それがお茶の“甘み”の元に。
もちろん冬茶…と一括りにはできず、銘柄ごと、茶園ごと、その年ごとに、一つ一つ風味は異なりますが、全体的な特徴で言うと春茶に比べ香りは穏やかに、渋みは少なく、まろやかな甘みを感じられるお茶に仕上がります。

台湾の茶農家さんによると、2021年の冬茶は、全体的に茶葉の成長期及び製茶時期のお天気に大きな問題はなかったとのことです。産量はやや少ない地域があったものの、品質は大変良好となりました。

特に福壽山や華崗、龍鳳峡の高山茶は、それぞれの特徴が現れていて、高山茶らしい澄んだ香りが感じられる、とても良い仕上がりで入荷しました。

多くの植物が休眠状態に入るこの季節に摘み取られ、作られるお茶を頂けるのは、“茶飲み人”としては欠かせない冬の贅沢。
やさしい口当たりと、煎を重ねて感じられる繊細な余韻は、冷えた身体にそっと染み入る感じ。寒い冬の間、静かに冬茶を飲みながら、春を待つのも乙なものです。

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おすすめの淹れ方

【台湾冬茶】

お気に入りの茶壺でじっくり淹れて、一煎、一煎をゆっくりと味わう。
やさしい香りに包まれながら、身体も温まります。

聞香杯を使って香りをきけば、台湾の茶藝館にいる気分に。

手順とポイント

  1. 茶壷を熱湯で温める

    使用したお湯は茶海に注いで茶海も温めて


  2. 茶葉を茶壷に入れる
     

  3. 手早く温潤をする

    茶葉をお湯にさっとくぐらせ、そのお湯で杯を温めると合理的


  4. 熱々のお湯を注ぐ

    お湯は熱々を使ってね 香りが立ちます


  5. 茶葉が開いてきたら抽出します(約2分)
     

  6. 1煎目は聞香杯で香りを、2煎目からは味を堪能してください

淹れ方の目安(300ccポット)

温度
90 - 100℃
3 - 5g
約2分
抽出回数
4 - 5煎

 

温潤(※)とは …茶葉の表面にさっとお湯を通すことで、次の煎で茶葉が短時間で開き、湯温が高く、香立ちが良いうちに茶水をいただくことができる。

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文山包種茶 冬茶(ぶんさんほうしゅちゃ ふゆちゃ)

50g 2,268円

旨みを含みながらも、ぴりっと骨のある滋味
清らかな花香とグリーンな香りで、春の気配を感じます

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焙香凍頂烏龍茶 冬茶(ばいこうとうちょううーろんちゃ ふゆちゃ)

50g 1,836円

香ばしい炒った豆を思わせる、軽めの焙煎が効いている一品
ほんのり甘い香りと奥から現れる花香が、煎を重ねる楽しみをくれます

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龍鳳峡高山茶 冬茶(りゅうほうきょうこうざんちゃ ふゆちゃ)

25g 2,160円

杉林渓茶区・標高1800mにある龍鳳峡、冬の空気を感じさせるクリアできりりとした香り
熱々で淹れて煎を重ねると、穏やかな甘みが戻ってきます。寒い冬にフォルモサからの贈り物

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阿里山高山茶 冬茶(ありさんこうざんちゃ ふゆちゃ)

50g 2,484円

ほんのり感じられる優しい花香と、柔らかな甘みの絶妙なバランス
阿里山の“安定感”を感じながら、穏やかに味わいたい高山茶です

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四季春茶 冬茶(しきしゅんちゃ ふゆちゃ)

50g 1,512円

さわやかな花香と、すっきりした飲み口で人気のある四季春
フレッシュな香りは、春を先取りした気分にさせてくれます

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福壽山高山茶 冬茶(ふくじゅさんこうざんちゃ ふゆちゃ)

25g 2,268円

高山茶らしい抜けるような花香と南国のフルーツような果実香
梨山茶区・標高2600mの福壽山にある茶園から届いた“トロピカルな香り”

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華崗高山茶 冬茶(かこうこうざんちゃ ふゆちゃ)

25g 2,268円

梨山茶区の標高2400mに位置する華崗 きめ細やかな花香とシルクのような口当たり
空気が乾燥した冬に淹れると、その繊細さが際立ちます

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凍頂烏龍茶 冬茶(とうちょううーろんちゃ ふゆちゃ)

50g 1,836円

さわやかな旨みと甘い香りの、火入れを軽めにして仕上げた凍頂烏龍茶
奥から現れる花香が、やわらかな味わいに花を添えます

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凍頂烏龍茶 冬茶【缶入り】(とうちょううーろんちゃ ふゆち)

50g 2,138円

飲む人を弾かない、やさしい花香と安定感のある“清香タイプ”の缶入り
多くの人を魅了してきた凍頂烏龍茶は安心してお勧めしたい銘柄です

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阿里山金萱高山茶 冬茶(ありさんきんせんこうざんちゃ ふゆちゃ)

50g 1,728円

“金萱好き”にはたまらないミルキーな香りが口のなかに広がります
もう一煎、もう一煎とあとを引くのは自然の甘さだからこそ

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鮮烈な香りに酔う、 イヤリングような形のジャスミンティー

耳環花茶

ジャスミン茶とは?
Buyer's Memo
おすすめの淹れ方

ジャスミン茶とは?

茶類:花茶

ジャスミン茶(茉莉花茶)は、ベースとなる茶葉にジャスミンの花で香りをうつした「花茶」のひとつ。

その昔、輸送システムが発達していない時代に、お茶の産地から遠く、新鮮な緑茶が手に入りづらかった地域でも花の香りを付けることで、美味しくお茶が飲めるようにと加工されたのが成り立ちと言われています。そのため、お茶の産地ではない北京など北部地域で、よく飲まれてきたお茶です。

芳しいジャスミンの香りは、多くの人に愛され、花茶といえば、ほぼ茉莉花茶という程の生産量と人気を誇っています。

ベースに使われるお茶は主に「烘青緑茶」ですが、今では「白茶」や「烏龍茶」にジャスミンの香りをうつして作られる茉莉花茶も登場しています。

【主な産地】福建省、広西チワン族自治区など

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【耳環花茶】

“イヤリング・ジャスミン”という名前のこのお茶。

そのきらりと輝く小さな環状をした茶葉の形から、「女児環(ニューアールファン)」(女の子のブレスレットの意)や「貴妃玉環花茶」との名称も持つ、ジャスミンティーです。

たしかに見ために可愛らしく、心地よいジャスミンの香りを放っていますが、お値段はあまり、いや全然可愛くない…なぜこの耳環花茶は上等なのでしょう?

お茶の品質には幅がありますが、ジャスミン茶の場合、その品質は主に「ベースとなる茶葉」と「ジャスミンの香りの付け方」によって決まってきます。

今回遊茶に入荷した「耳環花茶」は、福建省福鼎が産地。早春に摘んだ若い芽の部分を一つ一つ手作業で丸めて環状に成形し、白茶を作ります。次に、この上質な原料で手間をかけて作った茶葉に、ジャスミンの香りを付けます。

茉莉花茶は、製茶した茶葉に本物のジャスミンの花で香り付けをします。

茶葉に花の香りをつける工程は「窨制(いんせい)」と呼ばれ、まず、べースとなる茶葉に当日の夜に花開くジャスミンの蕾を混ぜて、堆積と攪拌をくり返しながら一晩かけて香りを吸着させた後、翌朝、花だけを取り除く。そしてその日の午後、また今晩開花する新しい蕾を茶葉にまぜて、一晩かけて香りをうつし、翌朝花だけを取り除く、という工程を繰り返します。この工程は一般的に3~7回くり返され、“窨”の回数が多いほどジャスミンの香りは高くなっていきます。

この耳環花茶は10回窨制を行った“十窨”のジャスミン茶です。

品質のよい茶葉にはそれに釣り合うように「窨制」も丁寧に何回も行われるため、出来上がった茉莉花茶は、茶葉自体の風味も豊かで、ジャスミンの香りが高いまま持続する、上質なものとなります。

まるでジュエリーのような佇まいの茶葉が放つ、鮮やかなジャスミン香と甘いホワイトティーの香り。

口に含めば、小さく光る大切な宝石を身に付けた時のような、何ともあがる気分にさせてくれるお茶です。

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おすすめの淹れ方

【耳環花茶】

蓋碗を使って淹れると、この茶葉の良さを余すところなく楽しめます。

華やかなジャスミンの香りと甘く滑らかな味わいが感じるられると共に くるりとした愛らしい茶葉を眺めることができます。

最初は軽やかなジャスミンの香味が、時間と共に濃くなっていき、茶葉の甘い香りが重なっていく煎毎の変化も分かりやすい。

淹れ方のコツは「さっと抽出、何煎も淹れる」こと。
耳環花茶の圧倒的な香りと、透明感のある味わいが長く楽しめます。

手順とポイント

  1. 蓋碗に茶葉を入れる
    (※目安は蓋碗100㏄に茶葉3g)
     

     


  2. お湯を注ぐ

    とくに茶器を温める必要はありません
    茶葉にお湯を直接当てないように注ぎます。


  3. 早めに抽出する

    あまり時間をかけずに抽出してね(※30秒めど)


  4. まずは立ちのぼるジャスミンの香りを、口に含むとお茶の甘みが感じられます
     

  5. 再びお湯を淹れて、さっと抽出。
    6-7煎、ジャスミンの香りが持続します。
     

淹れ方の目安(300ccポット)

温度
85 - 95℃
3g
約1分
抽出回数
3 - 4煎
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耳環花茶(みみわはなちゃ)

10g 1,296円

早春に摘んだ若芽で作った白茶が、鮮やかなジャスミンの香りを纏っています
上質な茶葉ひとつひとつを小さな環状に作り上げ、10窨(イン)した高級ジャスミンティー

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時を経て熟成する、雲南省のお茶

プーアール茶

プーアール茶とは?
Buyer's Memo
おすすめの淹れ方

プーアール茶とは?

茶類:プーアール茶(緑茶/黒茶)

Q:プーアール茶は、どんなお茶?
中国雲南省を産地とするお茶で、雲南大葉種から作られます。
独特の品質特徴を持つお茶で、「生茶」と「熟茶」の2つのタイプに分けられます。

形状は、かつての南北交易の主要交易品として“茶馬古道”と言われる長い道のりを経て、遠く消費地まで運ぶに当たり、単位当たりの重量計算がしやすく、持ち運びに便利な形状だったことから、現在も円盤状に緊圧された「餅茶」やブロック状の「磚茶」が主体です。ばらばらした「散茶」タイプもあります。

Q:「生茶」と「熟茶」って、なに?
プーアール茶は、製茶方法で「生茶(生プーアール)」と「熟茶(熟プーアール)」の2つに分けられます。

「生茶」は摘んできた鮮葉を晒し、殺青(加熱)、揉捻したあと、天日干しして毛茶(荒茶)にする、という製法をとる、基本的には緑茶です。生茶は、長い歳月をかけてゆっくり熟成させていくため、製茶後すぐは渋みやフレッシュ感が強く、一定期間が経つとまろやかな味わいになります。

「熟茶」は生茶の毛茶(荒茶)に「渥堆(あくたい)」という、人工的に微生物を関与させる発酵の工程を付加して作られるお茶で、黒茶に分類されます。赤みがかった黒に近い茶水と、陳香と言われる土や木質系の香りを有しています。日本で一般的に知られているプーアール茶はこちらの熟茶タイプです。

それぞれに風味の特徴は異なりますが、どちらも時間と共に熟成が進むことで、味わいが深くなるプーアール茶の顕著な特徴を持ち合わせています。

【産地】雲南省

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【プーアール茶】

色々な種類がある中国茶、どこからどう選べばいいのか、途方にくれることが間々あります。そのなかでも正直一番混乱するのが「プーアール茶」かもしれません。どれも違う味がすることに戸惑うし、その値段の幅にも驚きます。さて、どうやって選びましょうか。

“生活必需品”である一方、“飲める骨董品”とも称されるプーアール茶。

その昔、山岳や草原地帯に暮らす少数民族にとって、遠く“普洱(プーアール)から交易品としてやって来たお茶”は、「3日食料はなくとも、茶は1日も欠かせない」というくらい、貴重な栄養源でした。流通が不便であった当時、雲南省で作られたお茶は一旦“普洱市”に集められ、そこから馬やラバに積んで、雨風に晒されながら、数か月かけて消費地に運ばれて行きました。その間、茶葉は湿気や気温、微生物の作用などで変化を起こし、飲む人の手にわたった時には、自然な形で“熟成”されていたことでしょう。

この時間と共に熟成するというプーアール茶の特徴は、近年になって「越陳越醇」=古くなるほど美味しい、という価値を生み出し、プーアール茶は日用必需品というだけでなく、“時間が経ったお茶の風味を嗜む”嗜好品としても求められるようになりました。
さらに、古ければ値段も高く付くという、いつの間にか生み出された価値観のお陰で、年代物のプーアール茶はオークションに出品されて何千万円で落札されるなど、「プーアール茶バブル」なる現象まで起きたのです。

もちろん今日でも、中国から見た辺境の少数民族にとっては欠かせない日用品であり、一方、香港で飲茶に行けばポットで“ポーレイ(普洱)”が出てくるように、各地において日常で愛飲されていますし、一部の愛好家たちは、思いあって手に入れた自慢のプーアール茶をお気に入りの茶壷で淹れて振る舞って楽しんでいます。

さて、私はどうやって選びましょうか。思い至ったのは「自分基準」で選んでみること。一つは「私がこのお茶を買う目的」日常使いか、ちょっと贅沢して淹れたいか、贈り物なのか。もう一つは「このお茶が自分の好みか」心地よい香りなのか、飲みたいと思うか。で、そんなことを考えながら、心のなかでひとりオークションをしてみたりして。
結果、そのお茶が自分好みで、見合ったお値段だった時は、まるで運命の人に出会ったような喜び!落札です。

ほんの小さな固まりに、時間と様々な味わいや物語が凝縮されているプーアール茶。しかもそれが時と共に深まるなんて。酸いも甘いも、喜びも悲しみも語りながら、一生かけて飲みたいお茶です。

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おすすめの淹れ方

【プーアール茶】

プーアール茶は“紫砂茶壷淹れ”と相性のいいお茶です。
紫砂茶壷で淹れると、かどと雑味のとれた、丸みある味わいになります。
プーアール茶には専用の紫砂茶壷を作ることをおすすめします。
専用茶壷で淹れ続けると、”養壷”が進み、お茶水も一層美味しくなります。

手順とポイント

  1. 茶器を温める

  2. 茶葉を入れる

  3. 熱々のお湯を注いで、一旦、すぐに捨てます

    茶器をしっかり温めて、お湯は熱々を使ってね
    1、2回「温潤」をするとクリアな味わいが楽しめます

  4. 再び熱々のお湯を注ぐ

  5. 茶葉が開いてきたら抽出してください

  6. お湯を継ぎ足して何煎も楽しめます

淹れ方の目安 (300cc)

温度
95 - 100℃
3g - 5g
約3分
抽出回数
5煎 ~
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布朗喬木生餅茶2013(ふろうきょうぼくなまもちちゃ)

約350g×1枚 18,360円

布朗山2013年の生プーアール餅茶、明るく濃い橙色のクリアなお茶水
柑橘系や木質系の鮮やかな香りと、厚みのある滋味が、口のなかに強く長く残ります

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易武普洱小生餅茶2020(いぶぷーあーるしょうなまもちちゃ)

約100g×1枚 2,376円

布朗易武の生プーアール餅茶の小さめサイズ。今のんでも良いし、少しねかせたあとの風味も楽しみ
生茶の爽やかさと旨味、口当たりのよい切れのある渋みが、あとを引きます

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雲南普洱小熟餅茶2018(うんなんぷーあーるじゅくもちちゃ)

約100g×1枚 2,700円

熟プーアール。2011年春の茶葉を原料に作られた、小さめサイズの餅茶
ほのかに土やきのこ、木を思わせるやさしい陳香と、すっきりとした飲み口

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班章七子生餅茶2017ミニサイズ(はんしょうななこなまもちちゃ)

約8g×7枚 2,700円

見た目に可愛らしい七子餅茶のミニチュアのような形をした「生プーアール茶」です
さっぱりとした滋味で、生プーアール茶を手軽に楽しめます

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班章七子熟餅茶2017ミニサイズ(はんしょうななこじゅくもちちゃ)

約7g×7枚 2,700円

七枚一組、竹の皮で包まれた“七子餅”のミニサイズは、軽やかな陳香とすっきりした飲み心地
あとから爽やかな木質系の香りが戻ってくる「熟プーアール茶」

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繊細な蘭花香をもつ、奥ゆかしい香りの閩南烏龍茶

白芽奇蘭

白芽奇蘭とは?
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おすすめの淹れ方

白芽奇蘭とは?

茶類:烏龍茶(青茶)

福建省平和県の大芹山一帯が主な産地。

清の時代・乾隆年間に、大芹山の麓に生えていた“白緑色をした新芽の茶樹”からお茶を作ってみたところ、蘭のような良い香りのお茶ができたので、「白芽奇蘭」と名付けた、という物語をもつ烏龍茶です。

乾燥茶葉は、やや深い緑色の半球形状で、
茶水は、明るい黄色~橙がかった黄色をしています。

上品な蘭花香で、渋みが少なく、やさしい甘みとすっきりとした滋味をもつ閩南烏龍茶です。

【主な産地】福建省漳州市平和県

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【白芽奇蘭】

福建省で作られる烏龍茶“閩南烏龍茶”のなかで、圧倒的な“蘭花香”を持つ「鉄観音」と“キンモクセイ”のような強い花香の「黄金桂」がツートップだとすると、控え目に“奥ゆかしく香る”のが「白芽奇蘭」です。

白っぽい色をした新芽で、淹れたお茶が蘭のような香りがすることから名付けられた「白芽奇蘭」は、
柔らかな花香と、ほんのりとした甘い香りが特徴で、渋みはなく、時間と共に収斂味が現れます。

白芽奇蘭の風味には、焙煎を軽めにしてフレッシュ感を楽しむ“清香タイプ”から、焙煎をかけて落ちついた味わいに仕上げる“焙香タイプ”と幅があります。

遊茶では、今年現地から届いた茶葉に、少し焙煎を加えて、甘みと柔らかさを引き出してお届けします。

強烈なインパクトはないけれど、柔らかな香りとさっぱりとしたくせのない“淡麗”な白芽奇蘭には、お茶が持つ優しさを感じます。

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おすすめの淹れ方

【白芽奇蘭】

白芽奇蘭は柔らかい風味で、ロースターターなお茶なので、
“茶葉多め、熱々のお湯で、何煎も”
という淹れ方をすると、しっかり味わうことができます。

特に、強めの味・香りがお好みの方には、
“茶葉多め+時間長め”をおすすめします。

手順とポイント

  1. 茶器を温める

  2. 茶葉を入れる

    いつもより少し多め。
    例えばチャトルなら、3gのところを5gに

  3. お湯を注ぐ

  4. 茶葉が開いてきたら抽出してください

淹れ方の目安 (300cc)

温度
90 - 95℃
3g - 5g
約2分
抽出回数
4 - 5煎
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白芽奇蘭(はくがきらん)

25g 1,728円

蘭を思わせる花香とやわらかな焙煎香に、渋みの少ないさっぱりとした滋味
250年以上の歴史をもつ、“淡麗”な味わいの烏龍茶です

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ヨーロッパを虜にした紅茶、“ラプサンスーチョン”

正山小種

正山小種とは?
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おすすめの淹れ方

正山小種とは?

茶類:紅茶

“正山”は武夷山を表し“小種”は茶樹の一種である小葉種のことで、英語では「ラプサンスーチョン」と呼ばれています。

1800年代中頃の混乱期に、巌茶の産地である福建省武夷山に軍隊が駐留し、その際にお茶作りがいつもとは違う工程で作られ、偶発的に生まれたお茶が正山小種である、という逸話から“紅茶の起源”とも言われる銘柄です。

このように予期せず誕生した正山小種の風味は、当時のイギリスをはじめ、ヨーロッパの貴族の間で絶大な人気を博しました。

原料は主に武夷山に自生する小葉種、乾燥茶葉はしっかり撚られた条形で、黒く艶を帯びています。

独特な燻香と、竜眼や棗のような甘い果実香、透明感のあるさっぱりとした後味の紅茶です。

【産地】福建省武夷山

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【正山小種】

一度出会ったら忘れられないのが「正山小種」。
この独特な香りから、好みがはっきり分かれるお茶でもあり、この香りが苦手という人と、虜となる人。

燻香の度合いは、しっかりしたものから、殆ど感じられない淡いものまで存在します。

中国国内で出回っているものには、品質にも幅があり、中にはあまり質の良くない紅茶に不自然な程、強く燻した香りをつけた茶葉もあります。
一方、上質なものは、淹れると燻香が上品に立ち上り、口に含むと、甘く落ち着いた果実香と雑味のないクリアな味わいを感じることができます。

正山小種は仕上げの乾燥を行う際に「松の木」を使って燻します。
伝統的な製茶方法では、一軒家の木造小屋で萎凋から乾燥まで行うため、家屋全体に浸み込んだ松の木の燻香が、製茶の全工程を通して、茶葉に自然な形でその香りが移っていきます。

遊茶に入荷した「燻香正山小種」は、伝統的な作り方で丁寧に製茶したもの。それにより、程よい加減の燻香と甘い果実香が感じられる品質の良い、ラプサンスーチョンに仕上がっています。

好みが分かれるこのお茶、すっかり魅了された一人である私にとっては、このスモーキーな香りが、モルトウィスキーや葉巻の香りを彷彿とさせ、まるで静かにグラスを傾けるような、煙を燻らすような感覚に陥るのです。

そう、「正山小種」は、ひとつ大人の嗜みを覚えたような気分にさせてくれるお茶です。

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おすすめの淹れ方

【正山小種】

正山小種は、蓋碗や磁器ポットで淹れて、
立ち昇る燻香と、喉の奥で感じる甘い香りを味わってみてください。

茶葉をつけっぱなしにしても、渋くなりません。
お湯を継ぎ足しながら、何煎も飲めます。

手順とポイント

  1. 茶器を温める

  2. 茶葉を入れる

  3. お湯を注ぐ

    熱々のお湯を注ぐと香りが立ちます

  4. 茶葉が開いてきたら抽出してください

淹れ方の目安(300ccポット)

温度
95 - 100℃
約3g
約2分
抽出回数
3 - 4煎
閉じる

燻香正山小種(くんこうせいざんしょうしゅ)

25g 2,700円

松の木で燻したスモーキーな香りの奥に、竜眼のような甘い果実香とクリアな滋味
魅せられたら癖になる唯一無二の中国紅茶

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