This Tea
烏龍茶という分類は緑茶っぽいものから紅茶のようなものまで、バリエーションの幅広さを特色としますが、最も緑茶寄りとされるのがこの「文山包種茶」。また、台湾産烏龍茶の形状は球形が主流な中、ほぼ唯一細長い形をしているお茶でもあります。主産地は新北市の坪林区、石淀区、深坑区など、台北市からほど近い場所にあり標高はそれほど高くはありませんが、茶樹の生育に適した自然環境に恵まれた地域。その清々しい香りと味わいから、台湾では「清茶」とも呼ばれます。
Buyer's Memo
2020年の冬茶。特徴である花香が例年以上に華やかに仕上がりました。緑っぽい烏龍茶にありがちな一種独特のえぐみもなく、スルッと滑らかに喉元を落ちていってくれます。このお茶の茶園は坪林区の海抜500mから600mの間に位置し、「文山包種茶」としてはやや高めの場所。いくつかある「文山包種茶」産地の中で、坪林区産のお茶が常に高い評価を得ているのは、その優れた環境のためかもしれません。雨不足の為か収穫が少々遅れましたが、出来栄えは上々の上々。是非、冬の恵をご堪能ください。
Data
6大茶類 青茶(烏龍茶)
産 地 (台湾)新北市坪林区
茶 樹 青心烏龍
製茶時期 2020年10月27-29日
内容量 50g