This Tea
「鉄観音」は烏龍茶の始祖のひとつとされ、中国でも日本でも、その名を知らない人はまずいないに違いないほどの有名茶。産地は福建省安渓県。原産地とされる「西坪」から山を登った海抜800m〜1,000mの広い範囲に茶園があります。中国大陸で「鉄観音」を名乗るには、茶葉が「鉄観音」品種であることが大前提。"7煎淹れてもまだまだ香りが残っている"とは、その「鉄観音」品種の質の高さを言い表す時によく使われるフレーズ。しっかり焙煎の"濃厚型"と、極めて軽い焙煎の"清香型"の主に2つのタイプがありますが、いずれも密度の高さと上品さを併せ持つ花香を有し、実際、煎を重ねてもなお口中に広がる特色ある花香に、この品種の隠しようもない優秀性を感じます。
Buyer's Memo
名称にある「祥華」はこのお茶の産地名で福建省安渓県の西北、平均海抜800mの高地に壮大な茶園が広がっています。また「参賽」とは、コンテスト参加という意味で、実際に出品したかどうかはいざ知らず、それほど品質に自信があるという意味。その最重要ファクターである高い花香はもちろん今年も健在。2020年は更に爽快感を伴って、ほのかな乳香が脇を固める理想的な多重構造になっています。鮮やかな緑色の茶葉ながら、この手のお茶にありがちなイガっとした青みはなく、スムースに口中から喉に落ちていく感覚に「参賽」という名称の裏付けを感じずにはいられません。
Data
6大茶類 烏龍茶(青茶)
産 地 (中国大陸)福建省安渓県祥華郷石獅
茶 樹 鉄観音
製茶時期 2020年5月中旬
内容量 10g