This Tea
「鳳凰単ソウ」は原産地を広東省潮州市烏トン山周辺に持つ、中国大陸を代表する烏龍茶のひとつです。原料茶葉の「鳳凰水仙」は1956年に登録された品種で、花や果実のような香りの高さを特徴とします。そんな香りの茶樹ごとの個性別に製茶をしそれぞれに茶名を付けてきた伝統製法に、茶樹の無性繁殖技術の進歩が後押しとなり、1980年代から更なる個別化=単ソウ化が強化され、今では香味に秀でた80を超える銘柄があります。
Buyer's Memo
「黄枝香」は「黄梔香」が本来の名称で「梔」とはクチナシを意味します。2021年のこのお茶、その名の由縁を存分に納得させてくれる花香が明快で、後を追いかけてくるピリッとしたスパイス香が何とも程よいアクセントに。ほんの少しだけ濃いめで飲んでいただくのがおすすめ。しっかりした収斂味が回を重ねると甘さに変わっていく変化が見事です。
Data
6大茶類 烏龍茶(青茶)
産 地 (中国大陸)広東省潮州市潮安県区鳳凰鎮
茶 樹 鳳凰水仙
製茶時期 2021年5月
内容量 25g