建水 紫銅

建水はお茶を淹れる際、茶碗を温めたりすすいだりする時に使ったお湯を捨てるための器。日本の茶道ではお馴染みの茶道具です。

中国では建水と同じ用途で使われる茶道具として水盂があり、シンプルなお椀タイプであるのに対し、水が落ちるように穴のある蓋が付いたタイプを建水と呼ぶようです。

素材の紫銅は日本では青銅と同一とされることがありますが、青銅が銅、亜鉛、錫、鉛などとの合金であるのに対し、中国では含有する銅の割合が100％に近い状態のものを指し、純銅とも呼ばれます。

深い赤銅色をベースに、やや黄味がかった斑が全体に配され、自然で柔和な雰囲気を醸しています。

建水としては小ぶりな掌に載るサイズ感に加え、ボディの優しい曲線がなんとも愛らしく、お茶の時間のみならず、常にテーブルの上に置いておきたい、そんな茶道具です。

手あかや脂が付きやすいので、使用後は熱湯でしっかりと洗い流し、拭いた後はよく乾かしてください。

※画像の飲杯は商品に含まれません。

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