新着茶葉2025
新着茶葉2025
新着茶葉2025
一杯のお茶を飲むよろこび、一杯のお茶を淹れるたのしみ、
そのかけがえの無い一杯のために今年も遥か中国大陸、台湾、各地から
厳選した茶葉をお届けします。
クリアで抜けるような香り、台湾烏龍茶の最高峰
高山茶

高山茶とは?
茶類:烏龍茶(青茶)
高山茶とは“海抜1000m以上の場所で育った茶葉から作られたお茶”
の総称ですが、実は明確な定義があるわけではないのが不思議なところ。
というのも最初から“高山茶”というジャンルのお茶があったわけではなく、
およそ200年前、大陸から伝わったお茶作りが台湾で発展していくなかで茶園開発が進み、
海抜の高い場所でも作られるようになったお茶をいつしか「高山茶」と呼ぶようになったようです。

まるで高山の澄んだ空気のようなクリアで穏やかな香りに、スムースな口当たり、 奥深い滋味は多くの人を魅了し、高い評価を得ると共に台湾烏龍茶の’最高峰’の風格を醸し出しています。

【産地】台湾 合歓山/梨山/杉林渓/阿里山など

Buyer's Memo
【大禹嶺・梨山・杉林渓・阿里山】
寒暖差が大きく霧が多い環境のなかで育った茶葉から作られる高山茶は
まろやかな口当たりと繊細で抜けるような花香、旨味ある滋味、
穏やかに続く甘みが特徴です。
この高山茶特有の風味は“高山気”と称され、裏を返せば
その風味を持ち合わせてこそ「高山茶」であると言えます。
阿里山、大禹嶺、梨山、杉林渓など其々の山の名前を冠していますが
山ごと、茶畑ごと、その年ごとに風味が異なるのが面白いところです。

茶農さんによると茶農さんによると2025年は3月の気温が低く、近年の気候変動の影響も受ける難しい気象条件のなか、茶葉の摘み時は少し遅くなったところもあったとのことですが、高山の寒さを耐えた茶葉には優しい旨味が蓄えられて、その風味が高山茶の味として花開きます。今年の「合歓山高山茶」には、昨今の厳しい気象条件の中を育ち抜いた強さと優しさを感じます。
深呼吸をして高山の澄んだ空気を味わうかのように、ゆっくり煎を重ねてみてください。
一杯ごとに変化する味と香りはお茶が「一期一会」であることを思い出させてくれます。

おすすめの淹れ方
【大禹嶺・梨山・杉林渓・阿里山】
繊細な香りの高山茶を楽しむときは
肌理(きめ)の細かい台湾茶壷で淹れてみては如何でしょう。
さらに聞香杯を使って、香りを聞くのも一興です。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れる
-
熱々のお湯を注ぐ
茶器をしっかり温めて、お湯は熱々を使ってね。
香りが立ちます。 -
茶葉が開いてきたら抽出してください
-
煎を重ねて味と香りの変化を楽しんで!
淹れ方の目安(300mlポット)
- 温度
- 95 - 100℃
- 約3g
- 約2分
- 抽出回数
- 3-4回

一度は飲みたい、憧れの中国緑茶
太平猴魁

太平猴魁とは?
茶類:緑茶(烘青緑茶)
幽玄な美しさを湛える世界遺産の黄山北麓が太平猴魁の故郷。
その黄山の絶景を体現したかのような’絶形’をしたお茶は清朝の頃に初めて作られ、1915年パナマ万博で金賞を受賞した安徽省を代表する名茶です。
柿大葉種という品種の茶葉を一芯二葉、もしくは一芯三葉で、穀雨(4月20日頃)前後から立夏(5月5日頃)にかけて摘み取ります。
5~8㎝程の真っ直ぐ長い扁平状に成型され、お湯を注いだ後の茶葉の姿は 「龍飛鳳舞(龍が飛び鳳凰が舞うよう)」と称されます。

豪快で力強い雰囲気の外観からは想像し得ない風味は軽やかなボディに爽やかな甘さと、上品な花香が感じられる烘青緑茶です。

【産地】安徽省黄山市黄山区(旧太平県)猴坑/猴崗/顔家

Buyer's Memo
【太平猴魁】
初めて見たとき、その茶葉の見た目に釘付けとなりました。
そして一度はどうしても飲んでみたくなる’憧れのお茶’ではないでしょうか。
産地が限られているため生産量は多くなく、なかなか巡り会えない事に太平猴魁への憧れは増していきます。
茶葉を一枚一枚並べて網状の板でプレスして成型するため、出来上がった茶葉をよく見ると網目の跡が残っています。
稀に「紅絲線」と言われる赤みががったラインが葉脈に現れる事があります。

今年、YouChaがお届けする太平猴魁は黄山市猴坑の海抜500m付近の茶園で、4/13手摘み。品種は柿大茶群体種で、半手工で製茶した特級クラスのお茶です。
この太平猴魁、外形にインパクトがありすぎて見た目ばかりが強調されがちですが、 飲むとその味・香りこそ忘れ難く、ファンが多いのも事実。
とびきり個性的な外観とうらはらな風味は、フレッシュ感のあるボディに、爽やかな甘みと清涼感、蘭の花にもたとえられる華やかな香りで二度目の驚きをもたらしてくれてくれます。
なんだかお茶が楽しくなってくる、そんな名茶です。

おすすめの淹れ方
【太平猴魁】
茶葉が縦長で大きい太平猴魁は、 高さのある耐熱グラスやChattle®淹れがおすすめです。
見た目の豪快さと味・香りの優雅さのギャップを存分に楽しんで!
お湯を注ぎ足しながら煎を重ねて飲んでみてください。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れる
-
お湯を注ぐ
茶葉を折らないように気を付けて!
折れると雑味が出ます -
茶葉が開いてきたら飲み頃です
淹れ方の目安 (300ml)
- 温度
- 85 - 95℃
- 3g - 5g
- 約1分弱~
- 抽出回数
- 3 - 4回

柔らかな芽から作られる希少な黄茶
君山銀針

君山銀針とは?
茶類:黄茶
産地は湖南省の洞庭湖君山。茶葉の外形が針のように細く真っすぐなことからその名前がついています。
唐代に作られ始め、清代に皇帝へ献上される貢茶の一つとして名を連ねた君山銀針は、
希少な黄茶の中の最高峰といわれる銘柄です。

「悶黄」という工程を経て作られる黄茶は少し黄色味を帯びていて他の茶類にはない風味を持ちあわせます。
美しく揃った茶葉はグラスで淹れるとお湯の中を直立したまま
上がったり下がったりする「三起三落」と称される現象が見られます。
やわらかな甘い香りと喉の奥で感じられる独特の余韻が
高貴な味わいを醸し出す名茶です。

【産地】湖南省洞庭湖君山

Buyer's Memo
【君山銀針】
「悶黄」という一手間から生み出された風味がどんなものか味わってみたい!と飲んでみたものの、それを言葉にするのはなかなかに難しい…と思ったのが最初の印象。
一回飲んで分ろうなんて、そんな焦るものじゃない、と窘められたような気がして、
いつかお茶を飲み慣れたら君山銀針の深みを感じられるようになる事を励みに
’嗜みたいお茶’、かもしれません。
君山銀針は生産量が極めて少なく、それだけでも稀少なお茶です。
殺青した茶葉を紙で包み、時には三日三晩かけて「悶黄」をしてようやく出来上がります。
今年遊茶に入荷したのは、3/26に新芽を摘んで製茶したものです。

こうして丁寧に時間をかけて作られた君山銀針は丸みのある独特の風味。
蒸し上がりの穀物のような甘い香りに、ほんのりお出汁のような旨味と
喉の奥で感じる深い余韻は、名茶の風格充分に仕上がっています。
茶葉がお湯の中をゆっくりと上下する「三起三落」を眺めながら、じっくり味わってみてください。

おすすめの淹れ方
【君山銀針】
芽のみを使用した美しく揃った茶葉は透明な耐熱グラスやChattle®で淹れて、
その姿を鑑賞するのもおすすめです。
茶葉がお湯の中を上下する「三起三落」を見られるかも。
あとはお湯を注ぎ足しながら煎を重ねて味わってみてください。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れる
-
お湯を注ぐ
茶葉に直接お湯を当てないでね!
-
茶葉の1/3くらいが沈んだら飲み頃です
淹れ方の目安(300mlポット)
- 温度
- 85 - 95℃
- 約3g
- 約1分
- 抽出回数
- 3 - 4回

最も有名な緑茶
新昌龍井

龍井茶とは?
茶類:緑茶(炒青緑茶)
‘緑茶の王様’とも称される龍井茶。数千年の歴史がありその銘柄は何千、何万あるとも言われる中国茶の中で最も名の知れ渡っているのがこの龍井茶です。
形は美しく、色は翡翠のよう、味は甘く芳醇で、香りは馥郁として全てが整っていることから龍井茶の風味は「四絶」と讃えられるほど。
摘採した茶葉は、数時間室内に置いて香り成分の生成を促したあと、熱した鍋の中で手のひらを巧みに押し当てながら、龍井茶特有の形である扁平に仕上げていきます。

ほのかに香ばしく甘い香りは「板栗香」とも呼ばれ、乾隆帝の時代から今日に至るまで広く長く愛されている名茶です。
その昔、西湖の西にある龍井村で作られはじめた龍井茶は、現在では西湖周辺だけでなく浙江省北部の一定地域内で作られ、紹興市新昌では産地の名を冠する品質に優れた龍井茶が作られています。

【産地】浙江省

Buyer's Memo
【新昌龍井】
遊茶がお届けする「新昌龍井」は、浙江省紹興市新昌県にある標高700mを超える’高山茶区’で育てられ、製茶されたお茶です。
この茶園との出会いは、2019年に放送されたNHK「世界はほしいモノにあふれてる」のロケの時でした。初対面で意気投合した茶園のオーナーに「来年はここの龍井を日本に届けます!」と約束した、そんな‘茶縁’がもたらしてくれた特別な一品です。

2025年は摘み取り前の3月の気温が低かったために、この地域一帯も茶葉の成長が遅れました。今年の新昌龍井は4/6摘み、群体種です。例年に比べると少し遅めの茶摘みになりましたが、花香とほんのりとした板栗香、コクのある滋味が感じられる上々の仕上がりです。
比較的しっかりとした味に出したい時には気持ち抽出時間を長めに、軽やかに味わいたいときには、いつもより茶葉を少なめにしたり、抽出のタイミングを早めにして好みの味わいに調整してみてください。
今年も変わらず龍井茶が飲める事に感謝をしつつ、ふっと一息、美味しい一杯をどうぞ!

おすすめの淹れ方
【龍井茶】
茶葉の形が美しいので、その姿を眺めるのも中国緑茶の楽しみの一つ。お湯を注ぐと茶葉がゆっくり開いていきます。
透明な耐熱グラスや
Chattle®でぜひ!お湯を注ぎ足しながらゆっくり楽しめます。
旨みを引き出したいときは、少し湯温を下げて淹れてみてください。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れて、湯を注ぐ
このとき茶葉にお湯を直接当てないでね!
-
茶葉が開いてきたら飲み頃です
淹れ方の目安(300mlポット)
- 温度
- 85 - 95℃
- 約2g
- 約1分
- 抽出回数
- 3 - 4回

何千、何万銘柄のなかの頂点に立つ高級茶
梅家塢龍井

龍井茶とは?
茶類:緑茶(炒青緑茶)
‘緑茶の王様’とも称される龍井茶。数千年の歴史がありその銘柄は何千、何万あるとも言われる中国茶の中で最も名が知れ渡っているのがこの龍井茶です。
形は美しく、色は翡翠のよう、味は甘く芳醇で、香りは馥郁として全てが整っていることから龍井茶の風味は「四絶」と讃えられるほど。
清明節(4月5日頃)の前に摘みとった茶葉で作った龍井は「明前茶」としてブランド価値が高く、かなりの高値が付きます。
摘採した茶葉は、数時間冷暗な室内に置いて香り成分の生成を促したあと、熱した鍋の中で手のひらを巧みに押し当てながら、龍井茶特有の形である扁平に仕上げていきます。

清々しい清香とともに立ち上る、ほのかに香ばしく甘い香りは「板栗香」と称されて、乾隆帝の時代から今日に至るまで、広く長く愛されてる名茶です。
その昔、西湖の西にある龍井村で作られはじめた龍井茶の生産茶区は広く、現在では西湖周辺だけではなく浙江省域内の広い範囲で、各エリアの産地の名を冠する龍井茶が作られています。なかでも西湖周辺に位置する「獅峰」「龍井」「梅家塢」「雲栖」「虎跑」が産地のお茶はその品質の良さと限られた産量であることから龍井茶の高級品として名を馳せています。

【産地】浙江省(全域)

Buyer's Memo
【梅家塢龍井】
‘梅家塢龍井’この五文字を見て先ず思う事、「わ、凄いお茶だ。飲んでみたい!」、なぜそう思うのでしょうか。
龍井茶と言えば、何千、何万銘柄あると言われる中国茶のなかで最も名の知れたお茶。いわば龍井は‘中国茶の頂点’ “王道中の王道”と呼べる銘柄です。そして、その広く知れ渡っている龍井茶の中で、獅峰、龍井、梅家塢、雲栖、虎跑が産地の龍井茶は、それ以外の地域で作られた龍井茶と一線を画し、特別で高級なお茶として珍重されています。
有名で人気者である龍井茶の産地は広く、ゆえに品質や価格に於いては一定の範囲内においてバリエーションがあります。ただ残念ながら中には“西湖龍井”と謳って、実は産地を偽ったり、その品質に遠く及ばないものが存在しているというのも事実。そのような状況の中、遊茶が確かなルートで仕入れたこの梅家塢龍井は、龍井が龍井たるゆえんの“四絶(味、香、色、形が全て整っている)”と称される品質を持ち合わせた、買い付けルートがはっきりしているものです。

2025年、遊茶がお届けする梅家塢龍井は3/26摘みの明前茶。品種は「龍井43」で、半手工(半分手作り、半分が機械作り)で製茶した特級クラスのお茶です。
今年は花香と少しの果実香を持ちあわせた茶葉に、ごく軽く仕上げの焙煎をお願いしたものをオーダーしました。
摘み取り前の3月のお天気は変動が大きかったものの、例年と比べても全体としては比較的安定した品質のお茶が仕上がったとのことです。
さて、話はこれくらいにして、お茶を淹れましょう。
整った茶葉にお湯を注ぐと、清々しい香りのあとから、甘さが追いかけてきます。透き通った黄緑色のお茶水を一口飲むと、心地よい香りと滑らかなお茶水が喉を通過し、このお茶が持つ強い力が、私の身体に沁み込んでいきます。なるほど!このお茶を飲むと龍井茶が“四絶、色・形・香・味のすべてが完璧!”と謳われることに納得するばかり。
もう何も考えず、唯々、グラスの中を舞う美しい茶葉を眺めながら飲めば、まるで四絶の龍井のように自分自身が整っていくようです。
至福の一杯をどうぞ!

おすすめの淹れ方
【龍井茶】炒青緑茶
茶葉の形が美しいので、その姿を眺めるのも中国緑茶の楽しみの一つ。お湯を注ぐと茶葉がゆっくり開いていきます。蓋碗はもちろん、透明な耐熱グラスや Chattle@淹れも向いています。
1煎目は、1分程度で早めに抽出して先ずは軽やかに味わってみてください。
2煎目で、味と香りがバランスよくでてきます。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れて、湯を注ぐ
このとき茶葉にお湯を直接当てないでね!
-
茶葉が開いてきたら飲み頃です
淹れ方の目安(300ccポット)
- 温度
- 85 - 95℃
- 2-3g
- 約1分
- 抽出回数
- 3 - 4回

深いコクと三日月のような形 四川省の緑茶
竹葉青

竹葉青とは?
茶類:緑茶(炒青緑茶)
お茶の始まりはどこ?との問いかけに“茶樹の発祥は雲南、茶の栽培と喫茶文化は四川にあり”と言われるほど、実はお茶の歴史を語るには欠かせない地域である四川省。竹葉青が育つ峨眉山一帯も古くから緑茶が栽培されている茶区です。
1964年、この地を訪れた当時の副首相が峨眉山万年寺で休息をとった時、
出された一杯のお茶を飲んでその味に感動したも、定まった名称がなかったことから副首相が依頼に応じて名付けたものと言われています。
そのお茶こそ、青々とした竹の葉のような姿をしたこの「竹葉青」でした。

一芯一葉、もしくは一芯二葉で摘まれ、整然と成形された茶葉には100gに約1万もの芽が含まれています。深みのある甘い香りと、しっかりした厚みが感じらる炒青緑茶です。

【産地】主な産地:四川省 峨眉山一帯

Buyer's Memo
【竹葉青】
長い長い中国茶の歴史からすると竹葉青という名称は新しいと言えますが、名前を得た後、全国に広めるために強力な広告宣伝を展開し、見事ブランド化に成功しました。
そういえば、かつて北京の街なかで‘竹葉青’の大きな広告を貼ったバスが走っているのを見かけたことがありました。
お茶作りに於いても長年培われてきた製茶の技術を受け継ぎながら、積極的にオートメーション化を進めるなど‘伝統と革新’を取り入れて良質なお茶作りを目指してきた、まさに“現代名茶”として駆け上ってきたお茶です。

広大な茶園は標高600〜1500mの高山に広がり、清明節前の30日間に間断なく人の手で茶摘みが行われます。
今回遊茶に入荷した竹葉青は2/18に摘んだ明前茶です。今年茶摘みが始まった頃のお天気は例年と比べると寒かったようで、それにより小さい茶葉に旨味や香りが凝縮されたお茶になっています。
甘栗や若竹を思わせる甘い香りを感じながら、小さな可愛らしい芽の中に詰まった爽快な香りと旨味を味わうごとに、中国緑茶の美しさと力強さに魅入られるばかりです。
グラスのなかで静かに浮き沈みする整った茶葉を眺めつつ、
過去、未来、そして目の前の‘今’に思いを巡らせながら飲んでみるのも一興かと。

おすすめの淹れ方
【竹葉青】緑茶(炒青緑茶)
縦長のグラスやChattle®で淹れると美しい薄緑の揃った茶葉が直立したまま上下に分かれてお湯の中を漂い、やがて静かに沈むのを眺めることができます。
柔らかな甘い香りと、比較的しっかりとした旨味が緑茶を味わったという満足感をもたらしてくれるはず。
お湯を注ぎ足しながらじっくり飲むのがおすすめです。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れて、お湯を注ぐ
このとき茶葉にお湯を直接当てないでね!
-
茶葉が沈んできたら飲み頃です。
淹れ方の目安(300㎖ポット)
- 温度
- 85 - 95℃
- 約3g
- 約1分
- 抽出回数
- 3 - 4回

白茶の“シャンパン”
白毫銀針

白毫銀針とは?
茶類:白茶
白い産毛を纏った芽の部分のみを使って作られ、
まるで銀色の尖った針のような形状がこのお茶の名前の由来。
欧米でも’シルバーニードル’という名称で広く知られています。
乾隆帝の時代には今の白茶のオリジンとされる製法があったようで、
1796年に芽のみを使用して作る白毫銀針が誕生したと言われています。

一芯一葉で摘んだ茶葉を、揉まずにそのまま放置(萎凋)して
自然に水分を蒸発させながら作ります。
他の茶類にはない、独特のシンプル製法が
白茶ならではのスムースな口当たりと奥行きのある滋味をもらたします。
柔らかな中にも芯を感じる美しい佇まいのお茶です。

【産地】福建省政和県/福鼎市

Buyer's Memo
【白毫銀針】
白茶の2大生産地である福建省の政和と福鼎。

遊茶に入荷した白毫銀針は芳醇な旨みが特徴の政和のもの。4/1,2に摘んだ茶葉を時間をかけて萎凋、グリニッシュに仕上げてもらいました。
茶葉の外形も重視する中国茶ですが、今回の白毫銀針は、やや細身のグリーンがかった茶葉に白銀の産毛を纏った、まさに“シルバーニードル”の佇まいです。
‘白い紅茶’、’白茶のシャンパン’とも称される白毫銀針は口に含むと
優雅でグリニッシュ感のある風味に続いて、ドライフルーツを思わせる果実香と柔らかな旨味、
そして飲んだあとの茶杯には仄かに甘い香りが残ります。

中国茶は、煎を重ねる毎に変化するお茶の風味そのものを楽しむのが嗜み方のひとつですが、
最近ではお菓子だけでなくお料理と合わせて、ワインのようにペアリングしたり、
水出しやブレンドティーを作ったりと飲み方も広がりを見せています。
自らの存在感を示しつつも組む相手を選ばない白茶の懐深い風味は、
新たなお茶の楽しみ方を広げてくれる“色々な可能性を持ったお茶”でもあります。

おすすめの淹れ方
【白毫銀針】
茶葉の美しさと、香りの複雑性を楽しみたいときは
小さめのガラスポットで淹れてみては如何でしょう。
注ぐお湯の温度は、きりりとした香りを出したいときには高めで、
旨味を強く出したいときは少し低めで調節してみてください。
煎を重ねながら、変化する味と香りを楽しんでみてください。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れる
-
お湯を注ぐ
茶葉に直接お湯を当てないでね!
-
茶葉がお湯になじんできたら飲み頃です
淹れ方の目安(300mlポット)
- 温度
- 85 - 95℃
- 約3g
- 約2分
- 抽出回数
- 3 - 4回
