新着茶葉2025
新着茶葉2025
新着茶葉2025
一杯のお茶を飲むよろこび、一杯のお茶を淹れるたのしみ、
そのかけがえの無い一杯のために今年も遥か中国大陸、台湾、各地から
厳選した茶葉をお届けします。
深いコクと三日月のような形 四川省の緑茶
竹葉青

竹葉青とは?
茶類:緑茶(炒青緑茶)
お茶の始まりはどこ?との問いかけに“茶樹の発祥は雲南、茶の栽培と喫茶文化は四川にあり”と言われるほど、実はお茶の歴史を語るには欠かせない地域である四川省。竹葉青が育つ峨眉山一帯も古くから緑茶が栽培されている茶区です。
1964年、この地を訪れた当時の副首相が峨眉山万年寺で休息をとった時、
出された一杯のお茶を飲んでその味に感動したも、定まった名称がなかったことから副首相が依頼に応じて名付けたものと言われています。
そのお茶こそ、青々とした竹の葉のような姿をしたこの「竹葉青」でした。

一芯一葉、もしくは一芯二葉で摘まれ、整然と成形された茶葉には100gに約1万もの芽が含まれています。深みのある甘い香りと、しっかりした厚みが感じらる炒青緑茶です。

【産地】主な産地:四川省 峨眉山一帯

Buyer's Memo
【竹葉青】
長い長い中国茶の歴史からすると竹葉青という名称は新しいと言えますが、名前を得た後、全国に広めるために強力な広告宣伝を展開し、見事ブランド化に成功しました。
そういえば、かつて北京の街なかで‘竹葉青’の大きな広告を貼ったバスが走っているのを見かけたことがありました。
お茶作りに於いても長年培われてきた製茶の技術を受け継ぎながら、積極的にオートメーション化を進めるなど‘伝統と革新’を取り入れて良質なお茶作りを目指してきた、まさに“現代名茶”として駆け上ってきたお茶です。

広大な茶園は標高600〜1500mの高山に広がり、清明節前の30日間に間断なく人の手で茶摘みが行われます。
今回遊茶に入荷した竹葉青は2/18に摘んだ明前茶です。今年茶摘みが始まった頃のお天気は例年と比べると寒かったようで、それにより小さい茶葉に旨味や香りが凝縮されたお茶になっています。
甘栗や若竹を思わせる甘い香りを感じながら、小さな可愛らしい芽の中に詰まった爽快な香りと旨味を味わうごとに、中国緑茶の美しさと力強さに魅入られるばかりです。
グラスのなかで静かに浮き沈みする整った茶葉を眺めつつ、
過去、未来、そして目の前の‘今’に思いを巡らせながら飲んでみるのも一興かと。

おすすめの淹れ方
【竹葉青】緑茶(炒青緑茶)
縦長のグラスやChattle®で淹れると美しい薄緑の揃った茶葉が直立したまま上下に分かれてお湯の中を漂い、やがて静かに沈むのを眺めることができます。
柔らかな甘い香りと、比較的しっかりとした旨味が緑茶を味わったという満足感をもたらしてくれるはず。
お湯を注ぎ足しながらじっくり飲むのがおすすめです。

手順とポイント
-
茶器を温める
-
茶葉を入れて、お湯を注ぐ
このとき茶葉にお湯を直接当てないでね!
-
茶葉が沈んできたら飲み頃です。
淹れ方の目安(300㎖ポット)
- 温度
- 85 - 95℃
- 約3g
- 約1分
- 抽出回数
- 3 - 4回
