
【11月1日は紅茶の日】
この日を記念して、遊茶メンバーズの方は、全ての紅茶商品のポイント2倍!
〈期間〉:2026年11月1日(日)~30日(月)
紅茶の中で、「祁門紅茶が一番好き」というスタッフが、日頃から楽しんでいるペアリングをご紹介します。
紅茶というと、焼き菓子や洋菓子との組み合わせを思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、祁門紅茶だからこそ、ぜひ試していただきたいのが、点心や中華菓子との組み合わせ。肉や魚介の旨味、餡の濃厚な甘み、ナッツやごまの香ばしさ。こうした中国テイストと祁門紅茶を合わせると、香りと味わいが重なり、「やっぱり祁門紅茶っておいしい!」と実感できるペアリングがあります。

【基本の淹れ方】
《祁門香を100%引き出す「至高のストレート」》
まずは砂糖もミルクも足さず、祁門紅茶が持つ本来の芳香と口当たりを五感で堪能する基本の淹れ方です。代表的な中国茶器のひとつ、「蓋碗」を使った淹れ方をご紹介します。
■準備するもの(1杯分)
祁門紅茶の茶葉::3g
熱湯:150ml(グラグラとしっかり沸騰させたもの)
茶器::容量200ml程度の蓋碗(または小さめのポット)、内側が白いカップ
■淹れ方の手順
1)茶器を温める
ポットとカップに熱湯を注ぎ、あらかじめ温めておきます。
2)茶葉を蓋碗(ポット)に入れて一気に湯を注ぐ
温め用のお湯を捨て、蓋碗に茶葉3gを入れ、沸騰したての熱湯150mlを注ぎます。この時、お湯を茶葉に直接当てないようにして、お湯を注ぐ勢いで茶葉を回転させます。
お湯を注ぎ終わったら、すぐに蓋をして香りを閉じ込め、約2分抽出します。
3)最後の一滴まで注ぎ切る
複数のカップに注ぐ場合は、各カップの茶水の濃さが均一になるようにして、最後の一滴まで注ぎ切ります。
《「祁門香」を愉しむ「3つの観察ポイント」》
〈見る|澄み切った オレンジがかった紅色〉
カップに注がれた茶水は、濁りのない明るいオレンジ色。質の高さを物語る美しい水色を観賞します。カップの内側が白いと、水色の美しさが一層引き立ちます。
〈聞く・香る|立ち上る香りの多重奏〉
カップに鼻を近づけると、やわらかな火香と甜香のあとに、蘭の花を思わせる可憐な花香がふっと顔を出します。
〈味わう|滑らかな甘みと一瞬の軽やかな渋み〉
口に含むと、雑味のないしっとりとした甘みが広がります。喉を通る際、スパイスのように舌先をよぎる軽い渋みが心地よいアクセントになります。
【点心とのペアリング】
■ジューシーな肉の旨味と「祁門香」の最高のマリアージュ
紅茶のルーツである中国で発展した「工夫紅茶」の最高峰・祁門紅茶は、実は食事系の点心(飲茶)と抜群の相性を誇ります。脂っぽさをリセットするだけでなく、素材の旨味と紅茶の香りがお互いを引き立て合います。

〈肉饅〉
ペアリング理由:
餡(あん)に詰まった豚肉の濃厚な旨味やジューシーな肉汁、椎茸の風味、そして皮(生地)の仄かな甘みを、祁門紅茶の持つ雑味のないクリアな旨味がしっかりと受け止めます。
点心のコクに、祁門紅茶の軽やかな渋みがよく合い、後味スッキリ。鼻から抜ける蒸したての肉饅の芳ばしさと「祁門香(優雅な花香)」が心地よく重なり合う、担当スタッフ一押しの至高の組み合わせです。

〈小籠包/蝦餃(えび蒸し餃子)〉
ペアリング理由:
あふれ出るスープのコクや、プリッとしたエビの繊細な甘みを邪魔することなく引き立てます。ウーロン茶やフレーバーティーとは一味違う、上品で後味のすっきりとしたお食事ティータイムをお楽しみいただけます。
〈春巻/焼売〉
ペアリング理由:
揚げた春巻きのパリッとした皮の香ばしさや、焼売の濃厚な肉の味に対し、熱々のストレート祁門紅茶を合わせることで、口の中が一度リセットされ、ひと口ごとに出来立ての美味しさを味わえます。
《点心と合わせる際のおすすめの淹れ方》
肉饅や小籠包など、しっかりとした肉の旨味やオイル感がある点心と合わせる際は、熱湯でしっかり2分抽出した『アツアツのストレート』がベストです。口中の油分を心地よく流し、「祁門香」の多重奏がより鮮明に際立ちます。
【中華菓子とのペアリング】
■香ばしさと甘みが溶け合う伝統のマリアージュ

〈月餅(五仁月餅・蓮蓉月餅)〉
ペアリング理由: ナッツ類やドライフルーツが詰まった「五仁」や濃厚な蓮餡の甘みに対し、祁門紅茶の澄んだ水色と繊細なアロマが重なることで、口の中が重くならず優雅な余韻に変わります。

〈芝麻球(ごま団子) / マーライコウ(馬拉糕・中華風蒸しパン)〉
ペアリング理由:胡麻の香ばしさや卵の優しい甘みは、祁門紅茶が持つ控えめな火香(ひか)や甜香(てんこう)と非常に良く馴染み、温かな安心感を与えてくれます。
《ペアリングのワンポイントアドバイス》
濃厚な甘みや油分のあるお菓子には、高熱の湯でしっかり抽出した温かいストレートを合わせることで、お菓子の味を一度リセットしつつ、「祁門香」の多重奏をより鮮明に感じることができます。
【淹れ方のバリエーション】
「基本のいれかた」を参考にアレンジしてみました。


《チャトルで嗜む「日常のあたたかな芳香》
デスクワークや外出先でも、お湯と継ぐごとに変化する香りのグラデーションを軽やかに愉しめる淹れ方です。
■準備するもの
祁門紅茶の茶葉:3g
熱湯::300m
茶器:チャトル、カップ(必要に応じて)
■淹れ方の手順
1)チャトルのフィルターを外し、ボトルに茶葉を入れ、熱湯を注ぎます。
2)ボトルを少し傾け、湯を側面に沿って勢いよく注ぎ入れ、茶葉が十分に回転するようにしてください。
3)2分ほど抽出したら
➀カップに注ぐ:複数個ある場合は、各カップの濃さが均一になるように注ぎます。
②チャトルから直接飲む:火傷しないように気を付けて飲んでください。
※チャトルで淹れる時のポイント
茶水を注ぎ切らず、あるいは飲み切らず、茶水をボトルの1/5くらい残して継ぎ湯をします。すぐに飲まない場合は、次に飲むタイミングでお湯を注ぎます。
4)継ぎ湯をします。
最初の回では、立ち上る華やかなアロマをストレートに愉しみ、お湯を継ぎ足しながら、角が取れてより一層まろやかになっていく柔らかな甘みと、優しい余韻をのんびりと味わってください。

《甘味料に頼らない「贅沢な大人のティーラテ》
祁門紅茶特有の繊細な「祁門香」を打ち消さないよう、砂糖やシロップを使わず、ミルク本来の温かなコクだけで仕上げる本格派です。
■準備するもの(1杯分)
祁門紅茶の茶葉:5g(ストレートより多め)
お湯::80ml
牛乳:100ml(成分無調整のもの)
■淹れ方の手順
1)小鍋にお湯80mlを沸かし、茶葉5gを入れて弱火で約2分間、濃厚に抽出します。
2)牛乳100mlを加え、鍋肌がふつふつと泡立つ直前まで優しく温めます。沸騰させるとミルク臭が出て「祁門香」が隠れてしまうため注意。
3)茶こしで漉しながらカップに注ぎます。
砂糖を入れなくても、祁門紅茶の滑らかな甘みとミルクのコクが引き立ち、後味に優雅な花香がふわっと残る贅沢な味わいです。
